00-02-13
地域循環共生圏構築プロジェクト

※本事業は地域計画課・自然環境調査課の共同事業

私たちはESD(環境教育)の取組みを通して、

サスティナブル(持続可能)な社会づくりに取り組んでいます。

環境学習会の様子(自主)

教職員向け研修会(依頼)

ガイド養成講座(企画事業)

 私たちは地質調査、測量・設計などの建設コンサルタント事業を通して培ってきた技術をベースに、自然環境(昆虫や植物などの生き物)に関する知識や経験を加え、自然体験などの環境学習会を開催してきました。

 

 これは子どもたちに身近な自然に対する興味・関心を持ってもらい、次世代を担う子どもたちと一緒に地域の自然や地球環境の未来について考えていきたいからです。

 

 教材には里山等の身近にある自然も活用します。これは地域の自然や文化に対する理解と愛着心を高め、将来地域に残る、あるいは戻りたいと思う機会につなげたいと願うためです。

 これらの活動を継続していくには、私たちの想いに共感し、ともに活動いただける地域の人材が必要です。私たちは自然環境や文化・歴史に関する各種調査から得た知見をもとに、講演や人材育成事業も行っております。

 人材育成プログラムには観光ガイド向けのものもあります。地域の自然環境の保全はもちろん、地域の魅力を伝えるエコツーリズムのガイドとして活躍して頂くことで、地域経済の活性化につなげる取組みも進めています。

 

 私たちはこれらの調査・研究および実践を通して、自然環境や地域の歴史・文化といった地域資源の保全・活用をベースとした自立・持続可能な地域社会づくりに貢献しています。このことを通じて、環境省の提唱する「地域循環共生圏」(下図)の構築を後押ししていきます。

出典:環境省 ローカルSDGs-地域循環共生圏づくりプラットフォーム-

取組みの紹介

①ESD教育(環境学習・自然体験会)

相愛では、2018年に四国で初めて環境省の「体験の機会の場」の認定を取得しました。相愛の敷地や地域の自然環境などを学習フィールドとして活用し、ESD(環境教育)に取り組んでいます。

②教職員及び企業向けの研修会の開催

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「体験の機会の場」を取得した企業や団体で組織する「体験の機会の場」研究機構のメンバーとして、環境省主催・文科省協力の『教職員等環境教育・学習推進リーダー育成研修』を受け入れ、講師・スタッフとして運営にあたっています。

「体験の機会の場」研究機構

教職員等環境教育・学習推進リーダー育成研修

③小学校での授業の実施

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地元の小学校の先生と協働で指導要領に沿った出前授業を行っています。対象は3年生と4年生。授業内容は、3年生は昆虫などの生き物について、4年生は川についての学習をします。学習を通して身近にある自然に興味・関心を持ってもらい、ひいては地域の魅力への気づき・郷土愛の醸成に繋がればとの想いから実施しています。

就職を検討している方へ

このプロジェクトは、自然環境調査課と地域計画課のメンバーが中心となって進めています。このプロジェクトでは以下のような業務に携わることができます。

 

・体験プログラムづくりやイベント企画~広報~運営

体験プログラムの企画・運営を通じて、行政や地域、多様な関係団体と交流が生まれ、非常に幅広い経験ができます。参加者の声を聞き、次のプログラムづくりにフィードバックできるので、地域づくりに関わっている実感と充実感を味わえる仕事です。

 

・自然資源活用のための自然環境調査及びコンサルティング

プログラムづくりには地域の資源について深く理解する必要があります。そのため自然環境調査課*1では高い専門性を活かし、基礎となる自然環境調査を行い、その現状と課題を明らかにするとともに、自然資源としての適切な保護・保全、活用、維持管理の手法を提案します。

また、歴史や文化にもスポットを当てた資料調査やヒアリング、ワークショップによって地域資源を更に深掘りするなど、地域に根差して展開していけるプログラムづくりに努めています。

 

・地域連携

上記の業務では参加者だけでなく、地域の方々と共感・交流・協働できる場づくりが求められます。地域の声、社会の声に耳を傾け、それらの課題を明らかしたうえで、自然環境、教育、観光などの産業が相乗的に発展できる解決策を提案いたします。

 

持続可能な地域づくりのためには多様な人材が必要です。ぜひ私たちと一緒に取り組みましょう!*2

 

*1:自然環境調査に携わっていただくためには一定の専門知識、技能が必要です。

*2:就職希望の方は、自然環境調査課・地域計画課のどちらを希望するかお伝えください。学歴や職歴を考慮し、別途各課で面接を行います。