平成18年、会社創立50周年を迎えるにあたり、記念事業として県内各地への手押しポンプ付き井戸の設置・贈呈を行いました。
当社が培ってきた地質調査、ボーリング調査、水資源調査などの技術・経験を、長年お世話になってきた高知県の皆様に還元させていただきたい、との思いからです。掘った井戸の数は50周年にちなんで50本。地域の方に無償で提供させていただきました。
設置対象は、津波災害が予想される沿岸市町村にある避難場所、主に学校。近い将来確実に発生するといわれている南海・東南海大地震に備えて、人力で動かせる手押しポンプ付き井戸を避難場所に整備しておけば、多くの住民の生活再建の手助けになります。
設置が完了した所では皆さんに大変喜んでいただきました。校長先生のご厚意で「井戸の勉強時間」を開いてくれた学校、お礼の手紙とお花を届けてくれた学校、相愛本社に水循環システムと南海地震についての話を聞きに来てくれた学校などもありました。
我々が説明に訪れた学校でも、子どもたちは初体験の手押しポンプに驚いたり、地下水の話を目をキラキラ輝かせて、興味深げに聞いてくれました。会社をあげて取り組んだ50周年記念事業は、相愛スタッフにとっても有意義な、これからの業務に役立ついい経験となりました。