0254 土佐植物研究会・研修会での発表について(報告)

2026年1月25日(日)の9-12時に、高知市中央公民館(かるぽーと)で開催された、土佐植物研究会の研修会において、当社職員が発表をさせていただきました。

●「絶滅危惧種ヤマウツボの訪花昆虫と種子散布の観察事例」(辻・大利)

高知県内の当該調査地に別件(委託業務ではありません)で訪れた際、絶滅危惧植物であるヤマウツボを偶然発見しました。
その後、近くを通った際に複数回再訪し、簡易的な観察(目視、センサーカメラによる調査)を行ってきました。

今回の発表では、その中で得られた訪花昆虫や種子散布に関する観察事例について、現時点で整理できた範囲の内容を予備的な調査結果として報告しました。

本報告は、今後の業務での活用も期待される、絶滅危惧種の保護・保全に関する基礎的な知見につながるものと考えております。

 

 

●「特定外来生物アルゼンチンアリはどの植物で見つけやすいか?(予備調査の報告および今後の課題)」(大利・辻)

近年、高知市内で発見された特定外来生物アルゼンチンアリについて(辻,2023)、「どのような植物であれば本種を発見しやすいのか」という観点から、予備的な調査を行いました。

アルゼンチンアリは、県内他地域へも分布を拡大させている可能性がある一方で、形態的な特徴の少なさや小型であることから、特に被害の少ない侵入初期では、一般の方による発見が難しいのではないかと考えられます。

そこで、より大型の植物を指標とすることで、各地での発見や報告につながる可能性を探る試みとして、その考え方や今後の課題について報告しました。

なお、本内容については、令和7年12月開催の土佐生物学会でも発表済みです。

 

●今後に向けて

いずれの発表についても、研究会の皆さまから多くの有益なご助言をいただきました。ありがとうございました。

今後さらにデータを収集し、論文として公表する予定ですので、ここでは調査結果の詳細については触れておりません。その際には改めてご報告させていただきますので、続報をお待ちください。

 

なお、弊社自然環境調査課では、生物調査に関する業務を行っています。
敷地内にどのような生物が生息・生育しているのかを知りたい場合や、自然共生サイトを含む自然環境への配慮に関する取り組みを検討されている場合など、調査の初期段階からのご相談にも対応可能です。また、弊社ではインターンシップの受け入れも行っております。
ご関心のある方は、お気軽にご連絡ください。

 

担当者 辻󠄀) y.tuji☆soai-net.co.jp(☆を@へ変換して送信ください)