0033 第二回しまんと生姜収穫祭

2014.11.05

カテゴリー: 活動報告

昨年から始まった、日本一の収穫量を誇る四万十町の生姜を全国的にアピールしていくお祭り「しまんと生姜収穫祭」今年も盛大に開催されました。

 

主催は「四万十生姜プロジェクト」

相愛は広報活動のお手伝いとして、今年も参画させていただいております。

 

本日は、10月12日に道の駅・あぐり窪川にて開催された第二回しまんと生姜収穫祭のレポート。

はじまりはじまり~。

開会宣言は、四万十生姜プロジェクト委員長・武政盛博さん。

「今年は8月の大雨による浸水で、町も生姜も大きな被害を受けました。

それを乗り越えこの日を迎えられて、本当に良かったと思います」。

 

今年は甚大な台風災害に見舞われた高知県。

10月12日のこの日も、今年最大級の台風19号がヒタヒタと迫りつつある中での開催となりました。

尾崎正直・高知県知事のメッセージを代読いただいた、高知県農業振興部・味元毅さん「生姜と言えば高知、四万十町」と言ってもらえるよう、頑張っていきましょう!」

ご来場いただいた知事の奥様・佳子さんにもメッセージをいただきました。

「この日を迎えられたのも、生産者の皆様の努力の賜物だと感じます。今日は一日楽しんでいきたいと思います」。

オ-プニングは四万十川轟太鼓・子ども太鼓のみんな。去年に引き続きの登場です。

恒例の窪川中学吹奏楽部のみなさんの演奏。

昨年大受けした、あまちゃんのテーマの他、今年大ヒットしたアナと雪の女王のテーマ曲も演奏してくれました。

ギャラリーもいっぱい。

 

さてさて、ブース出展の方はどうなってるかと申しますと。

じゃん! 四万十コメ豚を原料に使った生姜味スペアリブ!

他のイベントでお出ししたろころ、瞬時に完売したという人気商品です。

今年も出ました生姜ウインナー。

昨年のこのイベントで大好評を博し後にあぐり窪川にて商品化。この日も飛ぶように売れていきました。

生姜風味の仁井田米カステラも出ました!

おいしい仁井田米としまんと生姜のコラボレーション。「お子さんでも大丈夫だよ~」。

こちらもアンケートを取って、後の商品化を目指します。

満を辞して登場した生姜詰め放題コーナー。

頑張れば1kg程度はいけそうです。たったの500円ぽっきり!

さっそくチャレンジャーが殺到!

「生姜いっぱい詰めれた!」

「結構詰めましたね」。お父さんも満面の笑み!

「ちょっと一杯いかがですか~」。ノンジャーエールもきりりと冷えてます。

JA四万十みどり市からは生姜焼き丼の出展。300円の格安販売です。

売り子さんはこのお2人。

「女性部に来てもろうたら良かったけんど、わしら二人じゃ目をそらして逃げていくお客さんもおるがよ~」。

あぐり窪川アウトドアコーナーでお馴染みの串焼きブース。

コメ豚仕様で300円のリーズナブルなお値段で、今年もお客さんがひっきりなし。

 

数ある自慢の生姜加工アイテムをご紹介してきましたが、やはりなんといっても生姜は生! 掘りたて! ということで、JA四万十生姜生産者部会の堀だち生姜即売ブース!

今年も量り売り! 堀りたて生姜がなんとお値段1kg700円!

使い放題の分量です。

山盛り買われるお客様。

リーズナブルな格安、抜群の新鮮で飛ぶように売れていきます。

JA四万十生姜生産者部会の皆様。「今年も張り切って日本一をアピールします!」

JA四万十生姜生産者部会副会長の田村皓也さんも、学生時代からの彼女(というかフィアンセ)と出展。

「親父が亡くなって帰省して就農しました。今年で4年目です。毎年毎年天候等条件が悪くて、まだまだわからないことだらけ。大変ですが頑張っています。いろんなことに苦労してますが、先輩生産者とのお酒の付き合いが一番大変です」。

高齢化が進む生産者の中で、若手も頑張っていますね~。

生産者の下元慶蔵さん。

「今年は雨が降り過ぎ。分けつがすくなく収量に影響が出ています。

収穫した分は良くても、来年用の種生姜への影響もあるので困りました。

でも、味は大丈夫、例年通り質のいい生姜に仕上げてますよ」。

下元さんは生姜栽培の名人。後輩の指導にも余年がありません。

四万十生姜プロジェクト委員長・武政さんも売り子でハッスル。

「高齢化で栽培面積もピーク時からは下がっていますが、まだまだ生産量日本一!この土地の風土に根付いた日本一の四万十生姜を、全国にアピールしていきます!」。

入口では生産者ごとの我が家の生姜漬物が揃いぶみ。

皆さん、各家庭の味に舌鼓を打たれていました。

人気殺到! レシピを熱心に聞かれていく方もたくさんいらっしゃいました。

ちなみに、お配りした生姜料理レシピも飛ぶようになくなりました。

堀だち生姜即売ブース大盛況。

台風19号が接近する中、みなさんおいでいただきありがとうございます。

 

さて、昨年もご来場いただいた方にはお馴染みかと思われますが、今年もやりました。仁井田米かかし&漬物コンテスト。

仁井田米かかしコンテスト、全7エントリーの中から選ばれたのがこちら。

エントリーNo1の「仁井田米の女王」。話題作からひねりを入れたタイトル。

いかしてますね~。

ちなみに二位はこちら。エントリーNo2「ダメよーダメダメ」。

これまた話題のギャグから創作。カラスも笑いだしそうな仕上がりです。

今年はアナ雪、ダメダメをテーマにしたかかしが多かったですね。

最優秀賞を獲得された「かかっしー」チーム。おめでとうございます。

商品はなんと現金10万円!也!

漬物コンテスト全18エントリーの中から選ばれた優勝作品はこちら。

エントリーNo1「3年物の奈良漬け」。抜群のうまさで優勝第一位!

今年も一般のお客様にご試食いただき、ご投票いただきました。

四万十市からいらしたお客様。「どのお漬物もおいしかったです。

自分で漬けるのは難しいので、いろいろ味わっていきま~す」。

お皿の上で色とりどりのお花が咲きました。

 

ほいでもって、しまんと生姜収穫祭もうひとつの目玉が、昨年ご参加の皆さんはもうわかりますよね。アレです。

今年も積みました。生姜早摘み競争!

こちらは準備風景。すでに楽しそうです。

後ろの机から生姜を持ってきて自分のスペースに積み上げ、高さを競う競技。

持ち時間は1分30秒。さてどれだけ高く詰めるかな?

積み終わったら計測。

46cm! ぶっちぎりで優勝。お土産にあぐり窪川の豚まんセットをゲット!

大人も子どもも真剣にチャレンジしました。

 

お昼どき、今回の初企画にして大目玉の四万十生姜をふんだんに使った「しまんと生姜御膳」のランチタイムが始まりました。

ランチ会場のあぐり窪川2階。なんだか高級感あふれる雰囲気です。

中央に掘りだち生姜がデーン!

そんでもって、敷居の裏側では生姜農家のおかみさんたちがテキパキと「しまんと生姜御膳」を盛り付けていきます。

おいしそ~な香りがお部屋中に充満!

じゃん! 四万十町産の農産物が堪能でき、かつ生姜づくしの「しまんと生姜御膳」です。

おしながきはこちら。

限定20名の予約があっという間に完売し、たくさんの生姜ファンの方にお楽しみいただきました。

大阪からいらしたお仲間の皆様。

「大阪から来たジンジャラー仲間です。フェイスブックで去年の生姜収穫祭の事を知って、次は必ず行こうねって言ってたんです。台風が心配でしたけど、もう絶対来たいと思ってたので、台風に向かってきてしまいました」。

なんとまあ、ありがとうございます~!

わざわざこの台風の中を、大阪から! ということでおかみさんたちも大張り切りでメニュー説明。

楽しんでいただけた事と思います。

 

お腹も落ち着いて(というかブース出展をつまみ食いしてたので、朝からお腹パンパンなのですが)、午後の企画にまいります。

今年も出演してくれました。

四万十町のよさこいチーム「四万夢多(しまむた)」の華麗な演舞! 会場に素敵な笑顔が咲きました。

四万十町のお米屋さんたちの組合が、採算度外視で毎年企画してくれている「仁井田米の格安販売!」。

5kg2500円~3000円のお米がなんとなんとの1500円ぽっきり!あっという間に完売しました。

そうこうしているうちに急激に激しくなってくる雨

 

これまで奇跡的に続けてこられた今年のしまんと生姜収穫祭も、激しい風雨の中、お客様の安全を第一に考え、ついに中止の決定がくだされました。

残るイベントは後ひとつ(ノンジャエールの早のみ大会)だっただけに残念!

 

しょうがないので、ここでは昨年の早飲み大会の写真を掲載させていただきます。ああ、この笑える競技をまた見たかった。

2013年しまんと生姜収穫祭・ノンジャエール早飲み大会より。

天を仰ぎ、無心で、強烈な炭酸を流し込みます。

 

最後に、四万十生姜プロジェクト広報担当部長・古谷幹夫さんにお話をお伺いしました。

「とにかく台風が接近する中、奇跡的に開催できて良かったです。

新たな試みのしょうが御膳には高い評価をいただきました。

ほんとうにおいしかったと皆さんに言ってもらえました。

お祭り自体、去年も雨にやられたと思っていたら、今年は台風でどうなることかと思いました。

でも頑張って続けることで、日本一の生姜大産地としての魅力を、もっともっと全国に広めていきたいと思います。

体験型ツアーなど農地、生産者と触れ合う企画などなど、まだまだやっていきたいことはたくさんあります。ご期待ください」。

 

思えば、生産量日本一、生姜の大産地四万十町を全国にアピールするために始めたこのお祭り。

2年続けての悪天候で運営も大変でしたが、「しまんと生姜御膳」を始め県外のお客さんにもご注目いただき、わざわざいらしていただいたことは、これからの可能性につながる大きな収穫のひとつと言えます。

 

こういう口コミの輪がどんどん広がって、生姜好きの聖地・四万十町! みたいに知名度が上がっていくと本当にうれしいですね。いや、そこを目指して頑張りますよ。

 

四万十生姜プロジェクトの今後に、ぜひご期待ください。

相愛も広報のお手伝い、ますます頑張らされていただきます!

生産者の皆様、今年もおいしい生姜をありがとうございました!