0161 インターンシップを受け入れました!

相愛では新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら、インターン生の受け入れを随時行っています。

 

今回は4月18日から10日間、地域計画課、自然環境調査課においてインターンシップを実施いたしました。さらに今回は受け入れに際し、事前のオンライン協議を行いました。

 

日程調整からインターン生が体験したい内容まで、事前にオンラインで協議することで、限られたインターンシップ期間をお互いにとってより良い機会にできるのではないか?ということで、今回の試験導入にご協力いただきました。

その甲斐もあり、インターンシップ初日から理解が深まった状態で実施でき、受け入れ側としても手ごたえを感じながら、お互いに得るものの多いインターンになったと実感しています。

 

インターンシップでは、会社の理念やSDGsに関する考え方、取り組み姿勢などから始まり、各課の業務内容など全体の枠組みをお伝えし、当初予定通り『地域計画課』と『自然環境調査課』で受け入れました。

地域計画課では持続可能な社会の実現のため、どのような仕事をしているのか?

担当者の一人として、現地踏査、地域課題の抽出、課題解決のための企画提案そして見積書作成と業務の入り口部分を一通り参画して頂きました。

 

一方、自然環境調査課では地域資源である自然環境の調査やこれまでの取組の現場を通して観て頂くとともに、環境保全を目的とした環境学習にも参加して頂きました。

弊社で行っている環境学習活動の一つである『タケノコ掘り体験(相愛 環境学習ホームページ – タケノコ掘り体験 (google.com))』のサポートをお願いし、里山保全、生物多様性、竹害対策、地域の食文化など体験を通じた学び方のデザインを体験して頂きました。

Yさんの手ごたえは感想文を頂いております。

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インターンシップに参加して

 

〇応募したきっかけ

大学3年生のとき参加(拝聴だけですが)した土佐生物学会で、相愛の社員の方が発表されており、高知県にこのような自然や環境に関する企業があることを知りました。

そのあと私は他県の大学院に進学するため、高知を出ました。研究生活に明け暮れる一方、就活の時期が近づき、自分はどんな仕事をしたいのか」「どこで働きたいのか」と自問自答をしていく中で、「高知県で地域や自然環境に関する仕事をしたい」と思うようになりました。その時浮かんだのが、学部生時代に知った相愛でした。

そして4月18日から2週間、地域計画課と自然環境調査課にインターン生として受け入れて頂きました。

 

〇地域計画課について

インターンシップ前の地域計画課の印象は、非常に幅広い内容をされているということです。手掛けている業務は、河川の計画策定に関する業務から、登山ガイド養成のプログラム、サイクリングを活用した観光、まちづくりなど非常に多岐に渡っており、私は「なぜそんなに幅広い業務ができるのか」、また「様々な依頼が舞い込む中で、それらを選定する上での基準は何か」を聞いてみたいと考えていました。

 

このような質問に対し、社員の方が言われたことがとても心に残りました。

 

「行政から様々な依頼が来る中で、もちろん自分が今まで経験がないようなジャンルの依頼も来ます。コンサルはクライアントの課題を解決するのが仕事であって、そのジャンルが好きか嫌いか、また経験があるかないか、という風に考えるのではなく、どうやったらその課題を解決できるかというマインドで考える必要があると思います。依頼に対して、真剣に企画書を書くことで、例えその時は仕事に結びつかなかったとしても、それが次の仕事に繋がることがあるのです」

私は今まで、コンサルタントというのは、自分の得意分野の仕事のみをこなしていくものだと考えていたため、このことを聞いてとても驚きました。「どうやったらクライアントの課題を解決することができるか」という視点で考えることが大切なんだと感じました。

 

〇自然環境調査課について

4月24日(日)に、相愛主催のタケノコ掘りイベントがありました。

このイベントに参加して思ったことは、イベント時の安全面確保の重要さです。特に自然の中で実施するものは、予期していなかったトラブルが発生する可能性があるため、如何に危険な部分を排除して安全に進めるかが重要だと感じました。

 

イベントの数日前、タケノコ掘りを行う予定の竹林行って、現地確認を行いました。また当日参観する社員同士で、どういう状況ならイベントを開催・中止にするかを話し合いました。もしイベントの中で事故が起こり、参加者が怪我するようなことは絶対に避けなければいけないことです。そのような可能性を少しでも減らすために事前に徹底的に準備をすることが求められているのだと感じました。

当日は、子どもたちは、1つタケノコを取ると、更にもう一つと、疲れ知らずでどんどんとタケノコを掘っていきます。最初は中々上手にクワが扱えなかった子も、段々と上達していくのを見て、子どもの吸収力の早さを実感しました。このようなイベントを続けることで、里山、そして自然に対して思いを持つ子が増えるのではないかと思いました。

 

〇相愛について

相愛はチャレンジングな社風を持っている会社だと思いました。それはこの自然環境調査課がここ数年で新しくできた課という事にも表れていると思います。今ある事業だけをやっていくのではなく、どんどん新しいことにチャレンジしていくという姿勢が伺えました。

 

また社員の方々がとても自分の仕事分野に情熱を持っていると感じました。地域や観光、自然環境に対する知識が非常に豊富で、思いを持って働いていることが伝わりました。そういった社員の方々と話している中で、私もとても沢山のことを学べました。

 

実際に仕事の話を聞き、現場を体験する中で、大学院を修了するまでに勉強しておきたい学問や、身に付けておきたい技術が自分の中で明確になりました。以前に比べ、目標がはっきりと見えるようになったように思います。

社会に出るまであと1年間あるので、それまでにこの学生の時間を有意義に使って、研究・勉強をしたいと思います。

最後になりましたが、インターンシップでお世話になった相愛の皆様、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

 

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Yさん、こちらこそありがとうございました。

相愛では、今回のオンライン協議のように、インターンシップという貴重な時間・出会いをお互いに意味のあるものにするために試行錯誤しております。

ご希望する皆様には、是非ご自身の希望(日程や体験したい内容等)を事前にお伝えください。

皆様からお声がかかる事をお待ちしております。