0068 社員旅行2017

2017.06.16

カテゴリー: 活動報告
タグ: 社員旅行

5月26~28日、社員旅行に行ってきました!

2年に一度行われる弊社・相愛の社員旅行。

2015年のレポートは皆さんご覧になられてますか~?

 

今年の社員旅行の行き先は九州熊本方面。

昨年の地震・噴火から1年が経った阿蘇地方や、益城町、熊本城などを訪ね。今後の事業や防災への備えに役立つよう、研修視察も兼ねた旅程となりました。

 

来られなかった社員向けの報告もありますので、少々内輪ネタなところもあると思いますが、先月の「新人研修」と同様、「他の会社の社員旅行はどんな感じなのかな~」、という見地からも、ぜひご覧いただければと思います。

それでは、始まり始まり~。

集合朝7時。今年は意外と遠い九州方面なので、2泊3日の旅程です。

一昨年に引き続きガイドは、とさでん交通の中越さん。

先日高知新聞にカリスマ・バスガイドとして紹介されてましたね。

一昨年のガイドぶりから只者ではないと感じていました。

今年もよろしくお願いします!

さっそく地図を広げ、九州の情報をチェックする社員ズ。楽しそうです。

被災地での研修も兼ねてますので、予習のための資料も配られました。

 

という感じで、バスに揺られて見慣れた高知道を一路、佐多岬半島の突端にあるフェリー乗り場まで向かうわけですが、道中の中越さんのガイドがすごかったですね。

 

車窓に映る地域の文化、歴史、標高、特産物、人と生業文化、芸能、逸話、昔話などを次々に紹介し、歌も歌えば俳句も披露。しかもすべて諳んじて…。

記憶力だけでもとんでもないのですが、そのナレーションの抑揚、タイミングがバッチリで、一同、今年も中越ワールドに酔いしれ、飽きることなく道中を楽しみました。

松山からは愛媛支店の社員も乗車。

村岡「あれ、今日はビール積んでないの?」

 

酔っ払って早々にレッドゾーンに突入する社員が続出したためか、はたまたおしっこが近くなってバスの運行に支障がでるためか、今年は、会社ビールは乗ってません!

中越さんの名ガイドを楽しみつつあっという間に、国道九四フェリー三崎港に到着。

束の間海を眺めます。

1日限定5個の名物さざえコロッケ、相愛社員が4個ゲット。

「うん、さざえの食感」。

まだ行きなので買わないんだけれど、地元漁師さんと交流。

乗船! 元気なガイたちは甲板がお似合い。

出航! さらば四国。ナイスミドルは海を見つめます。

佐多岬を離れたと思ったら、すぐ九州が見えてきました。

船に乗ってみると以外な近さですね。

ほんでもって九州大分は佐賀関港に到着。

お昼は佐賀関名物関アジ!

部署の垣根を越えて親睦を深める社員たち。

こちらは天ぷらをオーダーした面々。ご馳走を前にご機嫌です。

一同待ちに待ったルービーも出てきました。ご機嫌です。

最初の観光スポット、竹田市・岡城跡到着。

ひなびた、もとい、レトロなお土産物屋さんが連なります。

名曲「荒城の月」を生んだ難攻不落の名城・岡城城跡にアタックをかける面々。

高いところから覗き込んだり…。

風光明媚なところを散策してみたりして楽しみました。

記念写真をパシャリ。

帰り際、さきほどのレトロな土産物屋さんに次々吸い込まれていく相愛社員。ふるまわれたしいたけ茶を飲み。

しいたけ茶粉末、佃煮などを無心で購入させていただきました。

 

ちなみに、このお店ではあの哀愁を帯びた「荒城の月」が大音量でかかり、なんとも泣きたくなるような雰囲気が醸し出されていました…。

社員旅行一日目は長距離移動となりますので、観光スポットは岡城跡のみ。

旅情を味わいつつ宿に向かいます。

宿泊は阿蘇の司ビラパークホテル。

え~っとこれは…。

お部屋とかお風呂とかお食事場所とかを案内される団体さん。

長距離移動で疲れたので、お風呂にゆっくり使って早々に食事タイム。

社員旅行初日、何もしてないけどお疲れ様でした。乾杯!

食事は各自お米を炊き上げるスタイル。奥の野菜・肉の各自焼きもうまかったです。

九州の海の幸、山の幸、里の幸を堪能。

深まる親睦!

「火が消えて10分は蓋をあけないで」という宿スタッフの再三再四の忠告にもかかわらず、蒸らさず早々に蓋を開けてご飯を盛り始める弊社・藤岡。

これまた各自焼きのお肉を乗っけてパクっ。

「んまい!」

てな状況があちこちで繰り広げられた初日懇親会。

ここから先は浴衣の襟が乱れたり、顔がお猿さんのようになったりしていきますので、レポート終了。

翌日の様子に移ります! はい。

はい、2日目の始まり始まり~。朝食はバイキングです。

にしても、2泊3日はレポートのペース配分が難しいですね。

頑張っていきたいと思います!

 

社員旅行2日目はグッと研修の意味合いが深まり、本日は、去年10月に規模の大きな噴火が起こり、今尚火口への往来が禁止されている阿蘇山、そして、同じく去年4月に震度7の大地震が2度も起き、いまだ多くの方が住居を追われ仮住まいで暮らす熊本・益城町、さらに修復に600億円以上がかかると見込まれている被災地・熊本城を巡ります。

2日目前半は、ガイドさん交代。

昨年4月と8月に、被災地をお見舞いと視察のため訪問した経験を持つ建設事業部・竹内が、今日の研修のレクチャーを努めます。

ガイド帽もしっかり借りました。

阿蘇山に向かう途中。熊本地震で大学生が車ごと流された南阿蘇村の土砂崩れ地点が見えてきました。長いこと行方不明となり搜索も打ち切り。家族・知人の必死の捜査で発見されたことはまだ皆さんの記憶にも新しいと思います。

想像を絶する大規模な土砂崩れです。

お土産物屋が立ち並ぶ草千里で途中休憩。

風光明媚な地で、思い思いに写真撮影を楽しみます。

3件のお店がならぶ草千里(左にも一件あります)ですが、地震と噴火の影響で店舗、厨房などに被害が及び、現在営業を再開できているのは一番右側のお店のみ。

駐車場を掃除していたシルバーのお父さんに、昨年10月の噴火当時の話を聞いてみました。

 

「去年の噴火はすごかったばい。家も車のフロントガラスも割れてしもうて、太か石んふっちょった。
中岳(阿蘇山)の麓にも4m×1.2mもあるごた太か石も転がっとって、なんでも記念碑にするとか言いよります。人がおらん夜中で良かったばい。

ロープウェーもゴンドラも噴石で壊れてしもうて、火口にも行けんごつなって、お客さんもこんですし、まいっちょります。

けんど、安全が第一ですけんしかたなか。今年の梅雨で土石流がおきんか思うて心配ばしちょります」。
※思い起こして熊本弁風に書いてますが違うかもしれません。

まだ一件目のお店というのに、大量に購入し、地域経済に貢献しようとす弊社・國沢。「子どもの土産に、くまモンリュック買いました」。

ロープウェーは止まってますが、阿蘇山の成り立ちがわかるプロジェクションマッピングをやっているというので、立ち寄ってみます。

入口に鎮座する熊本名物くまモン、と相愛のくまモン(右)&くまモンもどき(左)。…いかがですか。

プロジェクションマッピング会場、中はこんな感じ。始まると撮影禁止です。

終了後、お土産物売り場に吸い込まれていく相愛ズ。

熊本土産といえばやはりくまモン。

相愛リアルくまモンは焼酎を物色中。飲めなかったよね??

高知ではよく見かける穴の空いたおチョコを発見してご満悦の二人。

かわいいくまモンゲット!

おじさんとくまモン。

いっぱい買いました!

 

現在の阿蘇山の噴火警戒レベルは1ですが、先ほどお話を聞いたシルバーのおじさんによれば「まだまだ注意が必要」とのこと、火山活動の早期沈静化を願って、一同阿蘇を後にしました。

阿蘇を見学後は、中越さんのお手製紙芝居による

「阿蘇の歴史」紹介。理解がとっても深まりました。

 

この次の予定地は、熊本地震の震源地で、たくさんの人的被害を受け、さらに住宅においては9割が被害を受けたと言われる益城町。

バスで通過する際、現状を視察確認させていただきます。

益城町にむかう車窓から、あちこちの山肌が崩れていることがわかります。

こちらの山も大きく崩れています。

57号線がいまだ通行止めのため、迂回路を走行中。行き交う車も多いです。

益城町入口。崩壊した建物にブルーシートがかかっています。

電柱も傾いていました。

建物が倒壊した跡だと思われます。更地にしています。

こちらは仮設の建物で営業を続けている商店さん。

「いくばい益城笑店街」という名前で、レストラン、美容室、文具、整体、おもちゃ屋さんなどが軒を連ねて営業されてました。

 

震災から1年が経ちますが、未だに余震が続き、多くの方が自宅での生活再建を行えていない状況。商店も同じです。

一刻も早い沈静化を願わずにはいられません。

奥の建物が益城町役場。震災後すぐたくさんの方が駐車場に避難し夜を明かした場所です。

コンクリートがずれている箇所も残っています。

電柱も大きく傾いたままです。

建物を取り壊しているところも複数ありました。

 

震災1週間後と8月に益城を訪れている竹内のレクチャーを受けながらの視察。

南海トラフ地震が起きた場合を想定し、自身の安全のこと、復興へむけた取り組みのことなどをイメージし、見学させていただきました。

他人事ではなく、自分たちにも将来降りかかってくることとして真剣に取り組んで行かなければならないと、一同深く肝に銘じました。

熊本城下、城彩苑にご到着の総愛様御一行。ここでお昼をいただきます。

白壁のきれいな建家にレストランとか、お土産物屋さんが入居しプチテーマパークのような面持ち。観光の方がわんさかいました。

2日目のお昼。光の加減がきれいですね。メインは馬刺し。おいしかった~。

飲み疲れか、ビールは控えて食を楽しむ面々。

いただきま~す。

 

ここから先は自由行動。熊本城に登ったり、城下町を楽しんだり思い思いに過ごしました。

熊本城、修復中とはいえ沢山の方が見にこられています。

瓦が剥がれた大天守と崩れた城壁、修理中です。

戌亥櫓は、ようよう建っているように見えます。

なんでも、近くのツアーガイドさんの話をチラ聞きしたところ「最悪の事態を想定した建築法が取られているので、熊本地震でも倒壊しなかった」とのこと。しぶいですね。

石垣はあちこちで崩落しています。

お城直下の加藤神社から小天守、大天守。そうとうな大工事です。

観光の方もたくさんですね。

くまモンだるまが、激を飛ばしていました。

お城下を散策すると、また激を飛ばすくまモンに遭遇。

くまモンって、ほんと愛されてますね~。

 

さてさて、熊本城、城下をぐるっと回って帰ってくると…。

熊本産オニ盛生いちごソフトを仲良く頬張るリアルくまモン(左)とくまモンもどき(右)。

もどきは目が似とるわ…。

 

社員みんな見事にバラッバラに行動してましたが、みんな集合時間かなり前に城彩苑に戻ってきてろいろいしてたようです。

2日目の宿に到着。みるき~すぱサンビレッジ。

大分県は天ヶ瀬温泉郷のお宿に宿泊しました。

ディナーも豪華絢爛。馬刺しもオンです。

「今日は被災地の見学もあり、有意義な視察ができたと思います。夜はゆっくり過ごしましょう。乾杯!」。

まあまあ、どうぞどうぞ。

竹内さんガイドお疲れ様!

いただきま~す。

添乗員の東武トップツアーズ片岡さん(左)とリアルくまモン。

ちなみに、リアルくまモンは茶碗蒸し3杯目。

昨日の昼から茶碗蒸しが出続けて、みんなしんどいので一手に引き受けはりました。

若者ふたりがおしぼりで何か創作中。

「はいひよこちゃん!」。何やねんそれ!

この日の宴は3本締めで幕を閉じました。

はい、ここからもちろん2次会3次会と高知人の飲みは突入していきますが、いろいろ粗相があるといけませんので、レポートはここまでにさせていただきます…。

明けて3日目、バイキングアゲイン!

最終日の今日は、大分といえば名湯の誉れ高き湯布院に寄って、一路高知に帰ります。

宿の熱い見送りに手を振って答える相愛社員。

湯布院到着。

定番の金鱗湖で生物観察。

見慣れない魚がうようよいました。

はいチーズ! 金鱗湖、風光明媚なナイススポットでした。

チャンプルーなお土産スポットを行く相愛社員・くまモン目立つな~。

 

はい、ここから自由行動なのでばっさり飛びます。

湯布院では、バス停車場の近くにトイレがなくて、出発時数名大慌てで金鱗湖のトイレまで駆け出すハプニングがあったことは、記しておきましょう。

昼食のため大分市に移動中。

車窓に映る山々を、次から次へと解説したおすガイド中越さんの弁舌に舌をまき、飽きることなく目的地へ。

最後の昼食は、大分名物とり天をいただきました。

はいはい、いただきま~す。

国道九四フェリー佐賀関港のお土産屋にて最後のショッピングを楽しむくまモンパパ他。

帰りのフェリーにて、パンを投げてトンビと戯れる少年の心を持った相愛社員ズ。

 

はい! ゆるゆるとお伝えしてきました2017年相愛の社員旅行。

いかがでしたでしょうか。業務の都合で参加できなかった社員も多くいますが、参加社員一同、とても有意義な2泊3日の旅を楽しんで参りました。

しかし、やはり特筆すべきは2日目の、阿蘇、熊本の被災地研修だったのではないかと思います。

 

現在レベル1とは言え、またいつ噴火するかわからない阿蘇山。

その成り立ちや風土に直に触れることは、我が国が火山国であることを再度実感させる体験になりました。

 

そして、熊本地震により甚大な被害を出した益城町、熊本城訪問。

いまだ5万人近くの方が仮設住宅での生活を余儀なくされている現状を知ることで、近い将来起きることが予測される南海トラフ地震に私たちはどのように立ち向かっていけばいいのか、その事の重大さをあらためて感じさせる視察ができました。

 

まさに百聞は一見にしかず。実際に現地に行くことの大切さを相愛社員皆もあらためて感じたことだと思います。

まだ余震が続き、復興半ばの熊本地方ですが、ぜひ皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか?

くまモンに成り代わって宜しくお願い致します。

阿蘇・草千里での記念写真。旅で学んだことを業務にいかして参ります!

左から、とさでん交通株式会社・ドライバーの本間さん、ガイドの中越さん、東武トップツアーズ・添乗員の片岡さん。

とっても快適で有意義な旅をありがとうございました。

大変お世話になりました~。