0205 第23回高知県建設技術研究発表会で最優秀賞を受賞しました

2024.02.16

カテゴリー: 活動報告, NEWS
タグ: 地質調査

2024年1月26日に高知市のセリーズで開催された第23回高知県建設技術研究発表会において、技術発表を行い、最優秀賞を頂きました。タイトルは『ボーリング掘進条件数値化による掘進技能向上の試み』でした。2023年9月の全地連技術フォーラム2023 in横浜でも、同タイトルで発表しましたが、今回は、IoT導入による効果など、バージョンアップした内容で発表を行いました。

簡単に発表概要をご説明します。

 

現状、地質ボーリングにおける若手技術者の育成が、地質業界全体の喫緊の課題となっています。本課題に対し、暗黙知である掘進条件を数値化し、数値に基づく機械操作と数値に基づく熟練技術者との対話を繰り返すことが有用ではないか、という仮説をたてました。仮説検証のため「掘進条件数値化システム」を自社開発し、現場適用した結果、若手技術者の技能向上が図られました。

 

発表後、

・今後どこを目指すのか?自動化を目指すのか?

・現状5つの掘進条件を数値化しているが、ジャーミング対策のため排水量を数値化すると良い

・数値化の次は、数値に基づく技術者判断を言語化してほしい

・数値化システムをいくらで作ったか?

・実際に現場で使っているか?また実際に使っている人の感想は?

・人材育成という課題に、斬新なアイデアで解決しようとしている

など、多くの声を頂きました。

 

引き続き、地質ボーリングの現場にデジタル技術やIoT技術などを柔軟に取り入れながら、若手技術者の育成に取り組んでいきます。

(記:須佐美俊和)