0113 久重小学校で出張授業を行いました!

2021.03.03

カテゴリー: 活動報告

2021年1月21日(木) 3・4時間目に相愛から車で3分ほどの場所にある久重小学校で、6年生9名に向けた「地質・防災学習」を行いました。


「久重地域の地層・地質を学ぼう」というテーマで授業を行いました!

【授業のめあて】

①土地がどうやってできるのか知ろう

②身近な自然から災害を予測する力を身につけよう

 

授業の初めは、土地がどうやってできるのかに関わってくる、地層・地質についてです。

小学校5年生~6年生の理科で学んだことから、地層・地質の復習クイズを出題しました。

さすがは6年生、元気よく手を挙げて、次々と正解していました!

 

 

 

次は地形のでき方についてです。

イラストや自分の腕を使って、「地形のでき方」を考えてもらいました。

 

少し難しい内容でしたが、4時間目の終わりに復習クイズを出題すると、地形のでき方には「①地球の動き ②火山 ③水のはたらき」3つがあることを、しっかり覚えていました!


 

地層・地質・地形の座学後は、主体的な学習をできればと思い、水のはたらきによって「地層」をつくる実験を行いました!

 

高知県内で採取した礫・砂・火山灰(泥の代わり)を水で水槽に流し込み、地層をつくってもらいました。

 

 

また、地層を作るなかで粒の大きさによって「運搬・堆積」の順番が異なることを観察してもらいました。

 

 

 

実験後は、ボーリングコアと岩石の観察をして実物を見てもらいました。

 

実際に掘られたボーリングコアや、相愛社員が拾い集めた岩石の観察を行い、同じ岩石でも色や形が異なることや、地質が違えば生態系も変わってくることなど、自分たちで触れて、見比べて、考えてもらいました。

 

 

子どもたちも

「こっちのほうが軽いのはなんで?」

「きらきらしちゅう!」

と疑問や感想をたくさん言ってくれました。

 

 


 

授業の最後は、

【久重地域で起こりうる自然災害】についてです

自然豊かな久重地域では、山や川の周辺で起こる土砂災害が心配されています。

既に小学校で何度も防災学習をしている子どもたちに自然災害のイメージを聞くと、地震、津波、土砂災害など、すぐに答えてくれました。

 

今回は、土砂災害を大きく「①土石流 ②土砂崩れ ③地すべり」の3つに分けて、どういう場所で、何が原因で起こる災害なのかを説明したあとに、身近な場所で実際に起きた土砂災害が、①~③のどれに当てはまるか、クイズを出題しました!

 

かなり難しいクイズでしたが、多くの子が正解である「②土砂崩れ」と答えてくれました!

 


 

今回、入社2年目の鍋嶋・有澤ペアで授業を行いましたが、休み時間になると「ナベちゃん!アリちゃん!」と話しかけてくれて、授業の準備・後片付けを子どもたちが積極的に手伝ってくれました。

そのおかげで、緊張気味だった私たちも一緒に授業を楽しむことができました。

 

 

今回の出張授業を通じて、以前よりも「身近な自然(地形・地質)」に目を向けることが増え、「自然災害」について考えてもらうきっかけになったのではないかと思います。