0158 山荘梶ヶ森の運営を終了しました

2022.05.06

カテゴリー: 活動報告

2017年から始まった大豊町拠点観光施設(山荘梶ヶ森)の管理等業務は、2022年3月に5年間の指定管理期間を満了し業務を終えました。


大豊町・大石町長より感謝状の贈呈

 

かつて県内有数の観光名所として人気を集めた梶ヶ森ですが、近年は自然の荒廃や施設の老朽化、他の観光地と比べた競争力の低下等により徐々に廃れ、山荘の利用者も減少しておりました。この業務は、当社が指定管理者となって、山荘と梶ヶ森に再び賑わいを取り戻すためのものでした。

簡単に言えば、この宿泊施設を相愛社員の手で運営しましょ~というもので、調理や買い出し、清掃、サービス、予約・電話対応、営業、広報・・・何から何までを社員が携わりました。

 

5年前(2017年)の立ち上げの様子はこちら

https://www.soai-net.co.jp/report/1709
みんな若いですね~^^;

 

思い返すとこの5年は、西日本豪雨による町道梶ヶ森線の土砂崩れ、台風による雨漏り・山荘の大きな売りである天文台の故障、新型コロナウィルスの流行・・・多くの災害や厄災に見舞われ、常にドタバタ。自然や社会情勢との闘いでした。

 

しかしながら、全国各地、時には海外からたくさんの方に山荘へ足を運んでいただき、嶺北地域の食材を使ったお料理や梶ヶ森を代表する満天の星空、吉野川にかかる壮大な雲海等々をご案内させていただきました。


高知県産鶏のディアブル風

夏の大三角形

梶ヶ森キャンプ場

梶ヶ森山頂から望む吉野川の雲海

 

また時にはマグロの解体ショーやフォトコンテスト、カジガ森ヒルクライム、梶ヶ森セミナーや自然観察会等、今までとちょっと違った梶ヶ森の魅力を発信させていただいたりもしました。


マグロの解体ショー(2017年)

カジガ森ヒルクライム(2019年、2020年)


梶ヶ森平成の思い出フォトコンテスト(2019年)

梶ヶ森セミナー(2019年)


自然観察会(2019年~)

動植物の標本やパネル展示(2020年~)

 

中でも全国各地から来られたお客様とお話ししたり、梶ヶ森の魅力を発掘し、様々に発信してきたことは、携わった社員の大変貴重な経験となりました。

 

この度、宿泊業は新しい指定管理者様にバトンタッチさせていただきましたが、これまでの経験を活かし、一昨年より梶ヶ森の持続可能性を追求した新たな取組みを始めました。

 

「梶ヶ森エコツアーガイド養成講座」
持続可能な観光についての考え方や、梶ヶ森に生息する動植物や周辺地域の文化、ツアー時の安全管理やおもてなし、ツアープログラムの作成手法等について、自然環境調査課・地域計画課の社員や専門家による講義・実地研修を行いました。
すでに2年間で21名の修了生を輩出し、今後の活躍が期待されます。

 

認定ガイドによるツアーのお申し込みはこちらからどうぞ。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

5年の間、山荘梶ヶ森にご宿泊いただいたお客様、また本業務にご理解・ご協力いただいた地域の皆様、事業者の皆様、伴走いただいた大豊町役場、(一財)大豊町観光開発協会の皆様に感謝申し上げます。

この業務でのご縁と経験を大切に、また新たに頑張ります。