0120 久重小学校で出張授業を行いました!【身近な川について知ろう:座学編】

2021519日(水)2・3・4時間目

久重小学校で毎年行っている4年生を対象とした ”川” について勉強する授業を行いました。

身近な川に学び、これから自分たちが持続的な社会を生きていくために、自分たちにできることを考える授業です。

毎年、川の学習については川のことについて学ぶ座学編と、学んだことを実際に川で体感し学びを深める実習編の2日間で行っています。

今年は、天気の都合により座学編だけを事前に行いましたので、その様子をお送りします。

次回の実習編については、思わぬ梅雨入りで子どもたちの安全を確保できるまでは実施日未定です。

 

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テーマ「身近な川について知ろう:座学編」

 

【今回の授業のめあて】

川のことをしらべる方法を知ろう

 

~身近な川をくわしく知ろう!~

 

まずは、身近な川について勉強していきます。

子どもたちに、自分たちの家の近くを流れる川の今と昔の様子について調べて来てもらいました。

 

次に、「川はどのように流れているのか」についてみんなで一緒に考えました。

川は雨から始まり、雨が集まり川となり、川は海へと流れて、そしてまた雲になって雨となります。

子どもたちは、川が循環している水の一部だと理解し、雨がぐるぐるまわるんだ!といったことや、

川を汚しちゃったら海に流れちゃうんだ!と口々に言い合いながら、川を守る大切さを学びました。

 

子どもたちに良い川とはなんだろう?ということについて考えてもらいました。

子どもたちは、生き物がたくさんいる川!水がきれいな川!と良い川についてしっかり答えてくれました。

また、悪い川というのは生き物が死んでしまっている川、ごみがたくさんある川と答えてくれました。

良い川のイメージはみんなで考えることができたので、次はどうやって良い川かどうかを調べるかについて勉強しました。

 

~生物指標について知ろう~

生物指標とは、そこにどんな生き物が生きているかをみることで、その環境を評価する方法です。

 

子どもたちは、生き物それぞれが好む環境があり、その場所に生きている生き物をみることで、

その環境がどんな場所なのかを知ることができるという生物指標についてしっかり勉強することができました。

生物指標について学んだ子どもたちは、学校の近くにある重倉川に生息している生き物たちのことについて勉強しました。

 

~化学的に調べる方法について勉強しよう~

生物についてしっかり勉強できた子どもたちは、化学的に川の水を調べる方法について勉強しました。

 

今回は、パックテストという方法を用いて、水道水や身近な液体のpHCODを調べてみました。

pHCODについて簡単に勉強した後、一緒に実験を行っていきます。

実験をできると聞いて、子どもたちは興味津々です。

 

自分たちの普段飲んでいるジュースのpHはいくつになるかな?

どういうもののCODが高いかな?と話しながら実験していきます。

この学年の子どもたちには難しい内容の授業でしたが、みんななんとなくpHCODについてわかってもらえたようです。

 

授業の最後には、川で遊ぶ時の注意点などについてみんなでしっかり話し合いました。

野外での事故を起こさないためにも、相愛では野外活動の際の注意点や安全管理について様々なイベント毎に注意喚起や説明をしっかり行います。

 

さて、次回は実際に学校近くの重倉川に行き、水と水生生物を採集します。

練習したパックテストを使って重倉川の水がきれいなのかを調べ、生物指標を用いて、

重倉川がどのような環境なのかを推定し、化学と生物の両面から重倉川が良い川なのか?

ということについてさらに理解を深めてもらう予定です!実習編もお楽しみに!