0164 宮城研修旅行(後編)

2022.06.23

カテゴリー: 活動報告
タグ: 社員旅行

社員旅行の続きになります!後編といったところでしょうか。

2泊3日in宮城県の2日目です。

この日は2011年に起こった東日本大震災で被災した気仙沼市と南三陸町を訪問しました。

午前に気仙沼市にある「東日本大震災・伝承館」を訪問しました。

館内で説明を聞いています。

2019年に開館した伝承館。とてもキレイです。

 

ここから2組に分かれて被災した旧気仙沼向洋高校校内を見て回ります。

これほどとは。。。

天井も。。。

ここは3階。津波で流された車がそのまま展示されていました。

屋上に上がりました。

「より高い所に避難」しようとすることが鉄則で、避難する様子を動きを交えながら教えてくださいました。

屋根のない建物がありますが、震災前はアーチ型の屋根があった体育館でした。津波で屋根が流されました。

一つ一つの説明の中に、津波を目の当たりした体験を語ってくださいました。

屋上から降りて、校舎の外を見て回ります。

この方は案内してくださった今川さん。震災当時は記者をしていたそうです。

校舎と校舎の間にはたくさんの漂流物が積み重なっていました。

津波で校舎の壁が砕けています。あの高さまで津波が。。。

こちらは砕けた壁の内側です。向こうには綺麗に整備されたパークゴルフ場が見えます。

被災した学校のグラウンド跡地をどうするかについて様々な議論が交わされたそうですが、「津波の記憶を伝える場」だけではなく、「復興の場でもありたい」との想いから、パークゴルフ場が作られました。

映像も見ていきました。胸が痛かった。映像を見ながらすすり泣く人も。

今回被災した学校を見て回りましたが、思ったことは「来てみないと分からない」ということ。直接触れることで初めて「怖さ」を感じました。

伝承館を訪問した最後に記念撮影。両脇は社長と岸部長。真ん中の方は前館長の佐藤さん。佐藤さんも伝承館を案内してくださいました。佐藤さんは震災当時、気仙沼市の危機管理課に務めており、想定を超える出来事の連続で街が混乱状況に陥る中、様々な対応に尽力されていました。つらい思いを抱えているはずですが、私たちに語る姿からは、あの記憶から逃げずに語り伝えることで未来につないでいこうとする佐藤さんの覚悟を感じました。

本当に貴重な時間となりました。ありがとうございました。

 

時間は昼過ぎ。

これから移動して昼食を食べに行きます。

皆さん何を食べているのでしょうか?

とり天丼。

海鮮丼。

うに丼。

本当に美味しかったです~

 

昼食後、さらに移動して南三陸町に向かいました。

まずオリエンテーションを受けて、津波の被害にあった南三陸町の状況について学びました。

この方は今回案内してくださった後藤さん。今も南三陸町の復興に尽力されています。

いい景色!なのですが。。。

津波は私たちが景色を眺めていた場所をも飲み込んでいました。

説明を聞きながら海を見つめています。

今度は山のほうを見て、津波がどこまで到達したのか説明してくださいました。

バスで降りてきて南三陸町震災復興祈念公園に足を運びます。

広くて綺麗。

一つ一つ丁寧に説明してくださいました。

「名簿安置の碑」を前にして。

ここには犠牲となった方々の名簿が保管されています。

いま、碧き海に祈る 愛するあなた 安らかなれと

こちらの建物は、津波で被災した防災対策庁舎の遺構。

最後まで住民に避難を呼びかける職員の方がクローズアップされるなど、メディアで取り上げられることの多かった南三陸町の防災対策庁舎。

復興祈念公園の中に防災対策庁舎が建っており、この庁舎を見たときにはどう表現したらいいのか分かりませんでした。テレビで見ていた光景を直接目の前にした時、「ここまで悲惨だとは知らなかった」と肌で感じました。

 

復興祈念公園の隣には、「南三陸町さんさん商店街」にいろんなお店が立ち並んでいました。

この時ばかりは皆さん顔がほころびます。

ほっと一息。

ソフトクリームには人を惹きつける何かがあるようです。

笑顔が素敵です!

さんさん商店街は見ごたえ十分。

モアイ像と共に。

なんとこちらのモアイ像、イースター島から世界で初めて贈呈された本物のモアイ像だそうです!

しかもこちらのモアイ像には目があります。(目のあるモアイ像は世界に2体だけなんだとか)

 

くつろいでます~

 

今回案内してくださった後藤さんが「南三陸町が震災に遭って2日後になんとかこの町に帰ってくることができたが、そこは音のない世界だった。」と言っていました。その言葉が津波の恐ろしさを物語っているように感じました。それでも復興を願い、困難を乗り越えて築いてきた南三陸町を見て回り、感服せずにはいられません。私たちも南三陸町の復興を心から願っています。

 

ここからは社員旅行3日目。

ホテルでブレイクファストを味わい、最終日が始まりました。

 

2日間快適に過ごすことができたホテルともお別れです。ありがとうございました!

そして、バスに乗って向かったのは

瑞鳳殿(ずいほうでん)!

雨がパラパラ

階段を登ったらもう着きます(汗)

おおおー!瑞鳳殿!!

あの伊達政宗の御霊屋(おたまや)になります。霊屋はお墓とは似て非なるもののようです。

それにしても、きらびやかというか派手ですね!

それもそのはず、伊達政宗は派手な甲冑を着たり、羽織や馬にもこだわるなどオシャレな戦国大名だったそうです。もちろん武将としてもかなりの実力者ですよ~。

そんな伊達政宗の御霊屋ですから、派手な様式にも納得です。さすが「伊達男」の語源となった人物ですね。

まず清めて

お賽銭を入れ

拝礼

『雨と拝礼』

 

こんなところに生命の息吹が!

 

瑞鳳殿をあとにし、今回の旅行最後のご飯を食べに行きます。

仙台といえば、

牛タン~!

牛タンってこんなに美味しいんだ!

こちらは牛ハラミ~!

こっちも美味しそう!

 

牛タンに感動しているのも束の間

仙台空港に到着し、愛着が湧き始めた宮城県をあとにしなければなりません(泣)

空が青いです。

 

今回2泊3日の社員旅行の中で、楽しく過ごした時間もあれば、学びとなり考えさせられる機会もありました。

なにしろ3年ぶりの社員旅行。コロナ禍によって様々な活動や交流を自粛せざるを得なかった時を経て、久々に部署の垣根を超えて社員同士で和気あいあいと交流できたことが本当に良かったです。

英気を養いリフレッシュして、これからも頑張っていきます!

 

最後に、視察研修旅行の企画及び添乗してくださった東武トップツアーズさん、

とっても快適で有意義な旅をありがとうございました!